「戦争日記
鉛筆一本で描いたウクライナのある家族の日々」
オリガ・グレベンニク
河出書房新社
2022920
絵本作家、イラストレーター、アーティストとして活躍するオリガ・グレベンニク
1986年生まれで9歳の息子フョードルと4歳の娘ヴェーラ、画家である夫のセルゲイ、実母、犬と猫
15年先まで見越して具体的な計画をもって生きてきた日々。
そんな日々が突如爆撃によって壊される
鉛筆で描かれた非日常な日々
それが日常になり、やがて、ウクライナから脱出することになる。
鉛筆一本で書かれた日記は、日々の出来事を文字で絵で記録する。
戦争が始まった日に子どもたちの腕に名前と生年月日と電話番号を記す。
自分の腕にも
万が一死んでしまっても身元が分かるように。
爆撃のたびに地下室に非難する。
子どもたちは初めはたくさんの子どもたちと知り合いになり、過ごす日々にはしゃいでいたけれど、やがて度重なる地下室での日々は、そんな新鮮さも失い、疲弊していく
ボランティアが地下室の子どもたちに「1ピースのケーキをどうやって食べれば最大限の満足が得られるか」について説明する。
地下室の子ども!
愛する夫と母、慈しんできた家をおいて難民として避難することになってしまった。
リヴォフ(リヴィウ)で夫と別れ、国を出るときに、最後の写真を残すこともできず(「破壊工作員」に間違えられる可能性があるので)、最後の散歩の風景は、頭の中と、鉛筆で描いた絵だけ。
ロシアに向かいブルガリヤへ。
オリガは、ウクライナ人だけどロシア語が母語だった。
この日記もロシア語で書かれている。
ウクライナでは母語であるロシア語も徐々に迫害されていた。
ウクライナ人ならばウクライナ語で話すべき・・・と。
平和だったら何でもないことが、失われ、迫害されることになる。
一日も早くロシアがウクライナから撤退しますように。
平和が戻りますように。
鉛筆一本で描いたウクライナのある家族の日々」
オリガ・グレベンニク
河出書房新社
2022920
絵本作家、イラストレーター、アーティストとして活躍するオリガ・グレベンニク
1986年生まれで9歳の息子フョードルと4歳の娘ヴェーラ、画家である夫のセルゲイ、実母、犬と猫
15年先まで見越して具体的な計画をもって生きてきた日々。
そんな日々が突如爆撃によって壊される
鉛筆で描かれた非日常な日々
それが日常になり、やがて、ウクライナから脱出することになる。
鉛筆一本で書かれた日記は、日々の出来事を文字で絵で記録する。
戦争が始まった日に子どもたちの腕に名前と生年月日と電話番号を記す。
自分の腕にも
万が一死んでしまっても身元が分かるように。
爆撃のたびに地下室に非難する。
子どもたちは初めはたくさんの子どもたちと知り合いになり、過ごす日々にはしゃいでいたけれど、やがて度重なる地下室での日々は、そんな新鮮さも失い、疲弊していく
ボランティアが地下室の子どもたちに「1ピースのケーキをどうやって食べれば最大限の満足が得られるか」について説明する。
地下室の子ども!
愛する夫と母、慈しんできた家をおいて難民として避難することになってしまった。
リヴォフ(リヴィウ)で夫と別れ、国を出るときに、最後の写真を残すこともできず(「破壊工作員」に間違えられる可能性があるので)、最後の散歩の風景は、頭の中と、鉛筆で描いた絵だけ。
ロシアに向かいブルガリヤへ。
オリガは、ウクライナ人だけどロシア語が母語だった。
この日記もロシア語で書かれている。
ウクライナでは母語であるロシア語も徐々に迫害されていた。
ウクライナ人ならばウクライナ語で話すべき・・・と。
平和だったら何でもないことが、失われ、迫害されることになる。
一日も早くロシアがウクライナから撤退しますように。
平和が戻りますように。